・自閉スペクトラム症(ASD)の子ってよくぴょんぴょん跳ねてるよね。
・トランポリンとかすごく好きだよね!
トランポリンで遊んでいる様子や突然ぴょんぴょんと跳ねる様子。
不思議に思っている方が少なくないと思います。
この様子には、実は明確な次の2つの理由があるんです!
1.跳ねている感覚が気持ち良いから
2.自分が抱える苦しさを和らげるため
この記事ではこの2つの理由に関して詳しく解説!
最後までご覧いただくことで自閉スペクトラム症(ASD)の子をより深く理解することができます。
※この記事はここから約5分で読むことができます。

【理由①】跳ねている感覚が気持ち良いから
自閉スペクトラム症(ASD)の子どもたちは刺激的な感覚を好む傾向があります。
手をひらひらさせたり、物を回す自分が回るという遊びを好んだりするのも「刺激的で楽しい」という理由があるわけですが、ぴょんぴょんと跳ねる遊びも似ています。
跳ねている時には普段味わうことのできない「ふわっ」とした感覚や手足の存在がハッキリする感覚を覚えます。
そんな刺激的な感覚が気持ち良いからこそ、ぴょんぴょんと跳ねているのだと考えられます。
また、地べたで跳ねることよりもトランポリンで跳ねることを好むことに関しては、より強く気持ちよい感覚を味わうことができるからだと考えられます。
【かめ先生メモ】
実際、トランポリンに乗っている状態でもなお、私の手を持って「もっと高く上げてくれ」とアピールをしてくれる子がいます。これも強い刺激、面白い感覚を求めていることの裏付けと言えるでしょう。
【理由②】自分が抱える苦しさを和らげるため
自閉スペクトラム症(ASD)の子どもたちは普段から自分の身体を上手くコントロールできない感覚を抱えています。
・動きたいと思っても上手く動けない
・上手く人とコミュニケーションを取ることができない
・みんなが当たり前に理解している事象を理解することができない
この他にも様々ありますが、普段から抱えている苦しさを一時的にでも、感覚的にでも和らげるためにぴょんぴょんと跳ねていると考えられます。
じっとしている状態からぴょんぴょんと跳ねて動き始めたり、物事の切り替えの時にぴょんぴょんと跳ねたりする様子を見たことがある方はこちらの理由であると考えられるでしょう。
おわりに
自閉スペクトラム症(ASD)の子がぴょんぴょんと跳ねる理由は…
1.跳ねている感覚が気持ち良いから
2.自分が抱える苦しさを和らげるため
この2つをぜひ押さえておいてください。
子どもたちを共に育てていきましょう!
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