※記事では自閉スペクトラム症を「ASD」を表記しています。
【この記事ではこれらを学ぶことができます】
➀ASDの子が物を回す理由
➁ASDの子が自分が回ることを楽しむ理由
➂ASD当事者が実際に持っている感覚
④保護者・支援者の方々に意識してほしいこと
ASDの子どもたちの中には、物をグルグルと回して遊んだり、自身が回って遊んだりする子がいます。
「何が楽しいのかな?」「目が回ったりしないのかな?」等と疑問を抱いている方は少なくないと思いますが、このテーマに関して、ASD当事者の方に実際にお話を伺った所…
➀様々な楽しさ・面白さを感じている
➁回ることによる気持ち悪さを感じる方はいる
という事が明らかになりました!
この記事では、ここから「ASD当事者が持つリアルな感覚」を紹介し、最後には記事を読んでいる皆様に「意識していただきたいこと」についても記載しますので、ぜひ最後までご覧ください。
※この記事はここから約5分で読むことができます。

ASD当事者が持つリアルな感覚
ASDの子どもたちはどうして物を回したり自分が回ったりして遊ぶのか…。
3名のASD当事者の方から頂いたリアルなお言葉を紹介します。
【20代女性 Aさん】
20歳頃までは物を回すのが好きでした!
昔はコマ、20歳の頃はハンドスピナーが好きで何度も繰り返し遊んでいました。
回してはじっと見て楽しむ感じでしたね。
昔、回る遊具が好きで自分自身も回っていました。
回っている感じが気持ちよかったですね!
【20代 女性 Bさん】
回りすぎて気持ち悪くなって座った後もしばらく視界が歪むのですが、それも込みで楽しかった記憶があります。
小学生くらいまでは、お祭りのヨーヨーのような、紐の先に少し重いものが付いている形状のものをブンブンと回したり、机の上でペンの中心を持ってコマのように回したりしていました。
勢いをつけるとより速く回るのが面白くて、限界に挑戦していたことは覚えています!
また、繰り返すのはかなり長時間やっており、周りの人に驚かれることもあるくらいのめり込むこともありました!
主に自分が回る遊びが好きでした。
20歳を過ぎてから、学生でなくなったこと、生活場所が回れるほど広くないことなどを理由に回る遊びを段々としなくなりました。
何もない所では上や横を見ながらグルグルと回る感じで、遊具がある場所だと棒につかまって延々と回り続けることがありました。
その時は大体周りの景色や空を見ていたのですが、回ることで段々と見えているものが歪んでくるのが楽しかったです!
【20代 男性 Cさん】
釣りの浮きなど、駒とか駒になりそうな物があると回して遊んでいました。
回ってるのが不思議で、駒同士が回ってぶつかって弾かれるところも面白かったです。
熱中すると時間を忘れて繰り返し遊んでしまうことがありましたね。
また、小学生の頃は自分達が駒のように回って戦う遊びをしていました。
目が回るけど、それも楽しいという感じでした。
3名の当事者の方から頂いたリアルなお言葉から
➀様々な楽しさ・面白さを感じている
➁回ることによる気持ち悪さを感じる方はいる
という2つの事がよく分かるかと思います。
目の前の子どもたちは、目が回って視界が歪む感覚や気持ち悪さを感じていながらも「楽しい」「面白い」という感覚から遊んでいるのかもしれないですね!
皆様に意識していただきたいこと
ASD当事者の方のお言葉を踏まえ、皆様には是非
危険が伴うものや不適切な場所で行われるもの以外は見守ってあげること
を意識していただきたく思います。
ASD当事者の方々のお言葉から想像する子どもたちの感覚は、中々理解し難い部分があるかもしれませんが、「楽しいんだな」「面白いんだな」と感覚を尊重しながら見守ってあげましょう。
動画でもASDについて解説中!
ASD当事者の方々から頂いた声を元に、目の前の子どもたちを理解することができる動画を2週間に1本のペースで投稿しています!
動画は【限定動画】として扱っており、NPO法人Re-eachのHPからのみ観ることができます!
文字が少なく、スライド形式で、1本10分未満。
とても観やすいと思いますので、ぜひアクセスしてみてください!


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